【BL】年上の意地、年下の本気

「結城さ、」


─ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ………




「電話、なってるけど…」


まるで触れるなと、離されているような
そんなタイミンクで鳴る携帯。


相手は新垣さん。




『黒羽くん？ごめんねぇ、急だけどお仕事出来ちゃった。今から来れる？』


「……はい。」

『う……怒ってるよね、ごめんね。』

「いえ。なにも。」

『お友達といたりする？…もしかして彼女さんとか？』


「………」


この場合なんと説明すれば…
知り合い？友達…でも無さそうだしましてや恋人でも。








『とりあえず、今一緒にいる人連れてきても構わないから！』