【BL】年上の意地、年下の本気
「あの………、おーい……生きてる?」
恐る恐る肩を揺らしても返事はない。
まさか死ん…………いやいや、11月とはいえまだ凍死するレベルじゃないだろ…。
「とりあえず、ここに置いとく訳にもいかないか…」
キツ……最近全然重いものとか持たなかったから、だいぶ身体に来る。
「えーと…」
暗証番号を打ち込み、マンション内へ入り、なんとかエレベーターの中へ来た。
こんな時最上階なのがめんどくさく感じる。
「ん……」
規則正しい寝息が途切れたと思ったら、男は背中でもぞもぞしている。