【BL】年上の意地、年下の本気


「っはぁ……なん、だろな…………なぁ、教えて………」


…ならもう全て、酔いのせいにしてしまえば。


この一夜の過ちも全て、全部酔いの所為。




「……結城さん、好きです。」


初めてあった日に、思考全て持ってかれたんだ。

その日からあなたの事を考えない日はなかった。



出会って一日だとかくだらないことを考えなくなって、ただ好きだけが残った。




「…好きすぎて、苦しいです。」


好きだと独占したくなって、嫉妬に狂って。



「逞真、っや…!」



この白い肌を何度めちゃくちゃにする妄想をしただろう。

下心なんて微塵も出さないけれど、頭の中はずっと…ずっと抱いていた。








「結城さん、力抜いて?」

「っん、ぅ…」




可愛い顔。

この人が俺だけを見てくれたなら。








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