【BL】年上の意地、年下の本気

『わかった…』


一体どれだけ結城さんを悩ませれば気が済むんだ、あの瞬という男は。




『……瞬は、ただの興味本位で俺を抱いたんだと思う。』


もしかして…結城さんは……


「結城さん勘違いしないでくださいね。…俺はその男とは違います。」


多分俺も興味本位で結城さんを抱いたんだと勘違いしてる。

…そんなわけない。
俺は好きで好きで堪らなくて、欲に負けた。



「…耐えられなくて。目の前に好きな人が酔ってるなんて、理性保つわけない。」


『…っそんな、恥ずかしいこと……』


「あなたが不安になるくらいなら何度でも言います。…好きです結城さん。好きすぎて……苦しくなる。」




胸がきゅっと締め付けられる。
あなたが誰かと一緒にいたりすると、嫉妬してどうにかなりそうなくらい。