【BL】年上の意地、年下の本気
「社長!」
「…榎、本…」
いつも綺麗に整っている髪が乱れてる。
…心配をかけてしまった。
「悪い、俺としたことが「っ何言ってるんですか!もっと私を頼ってください!」
涙ながらに榎本は俺の手を強く握った。
本当に良い秘書を持ったな、俺は。
「…ありがとう」
その後色々と説明されて、ここが会社からすぐの病院だと知った。
「社長、つかぬ事をお聞きしますが…」
「どうした?」
「あくまで推測ですので、間違いでしたら忘れてください。」
「…ん。」
「社長は……今誰かに想いを寄せてはいませんか?」
…うちの秘書、エスパーかな。