【BL】年上の意地、年下の本気


逞真side


愛しい人の誕生日。

それは俺にとっても嬉しくて、できるだけ笑顔にしてあげたいと思う日。



「よし、おかしくないな。」

髪をセットして車に乗り込んだ。
助手席には大事なプレゼントを置いて。




「渋滞か…」

色々準備してて家を出たのが22:00。

今日はクリスマスイブ。
車が多いのは当たり前だったな…迂闊だった。



「なんとか着くかな〜…」

時折ブレーキをふむと傾くプレゼントを死守しながら、結城さんのマンションへと急いだ。








「着いた…」


あと15分。
十分に間に合うけど、結城さんどんな顔するかな。


喜んでくれたらいいな。
…でも結城さんの事だから、真っ赤な顔でツンとするかもしれない。




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