学校嫌いな雨咲さんと学校好きな灰葉くん

声がする方を向くと今にもお母さんが持つ山積みの洗


濯物がカゴから溢れだしそうである。


「あ、うん。じゃあ結、また頼むな」


「うん!任せてって言っといて!」


お兄ちゃんがお母さんのもとへ歩いていく。


(今気づいたけど、お兄ちゃん、背ー伸びすぎじゃないかな?中学校からずっと伸び続けてるような気がする)


「麦、また背ー伸びたんじゃない?」


「え、そーかな」
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