日本一の総長は、本当は私を溺愛している。
「へー、そりゃあどーも」


「5に、私の命令は絶対よ。


死ねと言ったらその銃で死になさい。


撃てと言ったら義理の弟でも撃ちなさい。


殺せと言ったら実の兄弟でも殺しなさい。


たとえ、相打ちになっても」



「あぁ、もちろんだ」



「そう。ならいいわ」



見慣れた街並みが見え始める。



高級店が立ち並ぶメインストリート。



「おいおいまじかよ。
俺そんなに金持ってねーよ」



「今回だけ買ってあげるわ」



「まじか!1番たけーの買おーっと」



「いいけど、」



「な、なんだよ?」



「似合わないんじゃない?」



「うるせい!!
じゃあ、高級素材で1から仕立ててやる!」



「じゃあ、まずは安いのは1着買いなさい。」



「当たり前だ!


カードが使えなくなるまでつかってやるあ」



「残念。ブラックよ」



「じゃあ、き、金庫の金がなくなるまで」



「そこの店のスーツを全て買っても、
余りあるわね」



「チッ」



「まぁいいわ。着いたわよ」
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