日本一の総長は、本当は私を溺愛している。
迷いました。


うん!ですよねー!!!



思ってたよ!すんごく思ってた。



部屋に行って荷物置いたら私の部屋まで来いって
無茶じゃね?って思いました。



冴香さんがいるから良いかとか思ってたら
まさかの消えるというね。



はは、虚しい。



右側は同じ障子ばかりで全くわからん。



左側は景色は変わるが、
枯山水なんか通ったか?



かたんと音を立てる竹の水汲みが
虚しく響きすぎて心が痛い。



おじさんこんな年で迷子なんて恥ずかしい。




お、あれはここの家の人では!?



和服の青年を発見する。



「ちょ、そこの青年、話をひぃ!!」



かぁん!



いきなり脚を蹴りあげられ、倒され
真横に短刀が突きつけられました。まる。



殺す気か!?



「どちら様でしょうか?


本日ここに客が来るようには
聞いておりませんし。


この屋敷の者ではないでしょうし」



「ちょ、ま、話を!!」



「えぇ、このままどうぞ?」



オジサンそんな趣味はございません!
< 133 / 299 >

この作品をシェア

pagetop