日本一の総長は、本当は私を溺愛している。
シャッ!



う、え?障子の、開く音?



「おい、何をしている」



こ、この声は



「と、東華ー!!」



「うるさい黙れ。」



な!



「どういう状態だ。渉。説明。」



「はい、不審者がいたので殺そうかと」



「あぁ、なるほど」



「はい」



納得すんな!



「悪いが渉。
そいつは私の下僕だ。新しく入れた。


色々と指導しておけ」



下僕!?!?!?



「はい」



納得すんな!



「正信。入れ」



「あ、あぁ。」



ヂッ!



わーお。盛大な舌打ち。



障子の影から察するに渉くんは
すぐそこに備えてますね。



東華が上座の座布団に座るので
もうひとつの方に座る。



「遅かったな」



「迷子になってたんだよ!」



「?
冴香には待つように言ったが」



「はぁ?いなかったぞ」



「.....お前、逆の障子から出たんじゃないか?」
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