日本一の総長は、本当は私を溺愛している。

大きく深呼吸をする。


海外の病院で治療を受けて
3週間ぶりの学校。



久々すぎて少し怖いから校門までパパに
送ってもらった。



「いってらっしゃい。桃華。」



「うん、行ってきますパパ!」



車から降りると色んな方から視線がささる。



う"〜〜ちょっと、きまず、



トン、と背中を押される。



「おかえり!桃華!!」



「な、夏美!!」



「なんでこんな所で固まってるの?」



「いや、少し緊張しちゃって。」



「ぷは!何それ!ほら!おいでおいで!」



「え、あ、ちょ、まって!」



「まーたーなーい!」



軽い笑い声を上げながら夏美が手を引っ張る。



ありがとう夏美。



夏美のおかげで溜まり場の教室に行くのが
怖くなくなったよ。



いつものたまり場に着くと夏美が
勢いよく扉を開ける。



「ばーん!!」



「うるせぇ、」
「静かにしてよー」
「.....」
「....」



和真くんと悠月に関してはこっちも見ない!



てか!死んでるみたいにグダってる!
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