日本一の総長は、本当は私を溺愛している。
「うん、心配させてごめんね。」



「うん。」



「ふふ、」



「ねぇー!!俺たち除け者!!」
「ちょ、まて祐!!!
やめろよ!いいシーンだろ!」



え、あ、



かぁーっと顔に熱が集まる。



「祐....てめぇ」



「へーっだ!!悠月が桃華ちゃん
独り占めするから悪いんだ!!」



「うっせぇ!ぶっ飛ばす!!」



「いやぁぁあー!!!!」



あぁ、戻ってきた。



日常に。



あんな病室生活ではなく、



みんながいる暖かい場所に。



「ねぇ、桃華。」



「なーに?夏美」



「疲れてるって、そんなになにかしてたの?」



「え、あー、それは」



「悠月か、悠月のせい!?」



「ち、違うよ!!!
これは私が好きでやってたことで!」



「へー?何をやってたの?」



は、嵌められた!!



「えーと、ですね。」



「なにー?」



「実は、虎徹と廉に喧嘩を教えて貰ってまして」



「喧嘩を!?!?」



「うん。」
< 142 / 299 >

この作品をシェア

pagetop