日本一の総長は、本当は私を溺愛している。
「はー!笑った!!


久々にこんなに大声出して笑ったよ!」



「そりゃよかった」



「うん!ありがとね!渉」



「おう」



「そーいえば、話ってなんだったの?」



「そうだ!忘れてた!!」



「ふは!何してんの!」



「はは、わりぃわりぃ」



「それで?どーかした?」



「桃華。」



「ん?」



「好きだ」



..........



「俺はお前を、愛してる。」



目の前には、整った渉の顔。



柔らかい感触。



悠月よりは、かさついている唇。



キ、ス



っっっ!!!!!!



ドン!



肩を思いっきり押して渉を退かす。



「渉!!!どうにかしてるよ!!


私だよ!?!?
しかも!!私には悠月が!!!!」



グイッ



腕を引かれて鼻がつくほど
まじかに渉の顔が来る。



「悠月じゃなくて、俺にしてくれ。」



「っっ!!!!


私は!!悠月が好きなの!!!」



「俺は、桃華が好きだ」
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