日本一の総長は、本当は私を溺愛している。
「ん〜?


これ、鳴瀬 渉じゃねーか?」



「あ"ぁ"?だったら何だ」



こら渉!!喧嘩腰で行かない!



「へー、ラッキー。


ここで潰せば、潰す手間はずける、な!!」



1番前にいた男がパイプを振り下ろしてくる。



あ、危な!



「桃華、喧嘩は?」



「習った!!」



「よし!!いっちょやっかぁー!!!」



「おぉぉぉぉおー!!!」



掛け声と同時に殴り掛かる。



あ、ちゃんと空手とかは使ってないよ?



ドカドカバタン
ドカドカ



パンパンと手を叩く。



「ふー!いい仕事した!!」



足元にはさっきまで元気だった男達。



うん!運動大事だね!



「おつかれ!!渉!!」



「おつかれ!じゃねーよ!!!」



え?え?なんで?



「お前!!強すぎか!!


なんで俺が、4人でお前6人なんだよ!」



「えー!?そんな事言われても!」



「普通逆だろ!?


いや!逆でもおかしいが!!」
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