日本一の総長は、本当は私を溺愛している。


「ははっ、悠月のそのうちなって、
絶対合わせてくれないやつー」



さすが祐分かってる。



誰があんな綺麗な青色を見せるか。



「その子、姫にしねーの?」



「なんだ和真、女嫌い治ったか」



「そんなんじゃない。」



「いいじゃーん!姫にしなよ!
悠月が選んだんならどんな奴でも
いい子にしてあげるよー俺。」



「は、嘘くさ」



「悠月は俺の事信用無さすぎー」



「お前らの腕は信用してる」



「はは!ちょー知ってる。」



「わーもう!わかった!
全部俺が調べとくから定例会するぞ!」



「もう幹部候補は集まってんぞ」



「わかった。」



ハシゴを使わずに飛び降り
4人の幹部に背を見せる。



「行くぞ」



「「「「あぁ、総長」」」」



姫なんかさせるか。



お前らにも見せたくねーのに。



あいつは、俺の中で綺麗に、大事に
咲かせるんだよ。
< 16 / 299 >

この作品をシェア

pagetop