日本一の総長は、本当は私を溺愛している。
「な、なんで私が」
「俺もしたんだしいいじゃん
ほらほらー」
むー、これでしなかったら負けた気する
しゃーなし!
「は、はい、あーん」
「あーん!
んー!うめぇー!」
「私が作ったんだから当たり前じゃーん!」
「はは!そうだな!」
ッッ!!
いつもみたいに馬鹿にしてくれないと
調子狂う
「あ、もうすぐチャイムなるから私行くね」
「おう、じゃーなー」
「悠月もちゃんと行くんだよ!」
「おー」
「中身がない!」
ふふ、
こんなやり取り出来るようになるまで
仲良くなるとは思ってなかったな。
それより、
"月の白龍"
No.1暴走族"白龍"の総長の通り名
悠月が"あれ"の総長だったんだ。
ふーん。
「っ、きゃあ!」
「ッッ!!痛ったいわね!」
前向いて歩いてなかったから
誰かにぶつかる。
あ、これは、やばい。
「あっれ〜、一ノ菌じゃーん。
てか、一ノ菌が触れたとか最悪!
腐る!」
「だ、大丈夫百合!!」
「本当痛ったいわー、」
「ご、ごめんなさい」
「いやよ!」
そ、そんなに否定されても。
「ねぇ、百合」
取り巻きが百合に何か話している。
「ねぇ、私にぶつかったのわざとでしょ!」
いきなり大声で叫び始めた。
え、なんで。
「あんたの噂!
私たちの総長である"月の白龍"に
上手く取り入って姫になるつもり!?」
え、なに、いきなり