日本一の総長は、本当は私を溺愛している。
捜査は難航。



犯人は全くわかっていない。



でもそれは、



「表ではなく、


裏の情報をください」



世間の情報だ。



彼は絶対何かを知っている。



「知っていますよね?


お願いします。
情報を分けていただけませんか」



ガリっ



歯ぎしりの音が響く。



俺は、桃華に何も出来てない。



できることは、



犯人を殺すことぐらいだ。



「ガキはガキ同士楽しく遊んでろ」



「!!!
ガキ扱いは結構だが!!
俺は、桃華のために!!!」



「なら余計に首突っ込むな。」



「っ、なん、で」



「もしこのまま桃華として目覚めて、
お前が自分のせいで殺人犯になっていた。


なんて桃華が知ったら自殺するぞ」



「それは、桃華、
だったらだろ。」



「.........知っていたのか」



「あぁ、東華は、俺の命の恩人だ。


忘れるわけが、間違うわけがない」



「そうか」
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