日本一の総長は、本当は私を溺愛している。
4年前は、
ただの罪滅ぼしだった。



それが出来なくて、
少しでも力になりたくて、



"白龍"も手に入れ、
喧嘩も上手くなって、
君に、勇気を持って話しかけた。



でも、変わらず笑う君が、



大好きになったんだ。



向日葵のように俺の横で笑ってくれる君が



俺は大好きで



愛するということを知った。



そして昨日は、
東華(君)が母と俺をく再会させてれた。



だからね、
俺は東華でも愛してる。



君が黒田 桃華だろうと
妃瀬 東華だろうと
一ノ瀬 桃華だろうと



必ず君を愛してる。



だから今日も君の病室の扉を叩く。



「おはよう東華」



「帰れ」



「いや。」



君が本当に俺を追い出そうと思ったなら
本気で命令すればいい。



きっと君は俺に気づいてる。



10年前に染み付いた、
君が本気で俺に言ったら逆らえないことを。



なのに君は俺に命令しない。



だから、



今日も伝える。



「東華、愛してる。
東華が無事でほんと良かった。」



生きててくれて、ありがとう。



「それは、桃華に言いなさい」



うん。



桃華にあったら、
愛してると、ゴメンなさいを言うから。



君にはしっかりと、
愛してるを伝えなきゃ。



桃華の二の舞にはならないように。
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