日本一の総長は、本当は私を溺愛している。
三日後。



「おい渉」



「おう、どうした。」



如月組に来て気の合う仲間の1人が
いつものように話しかけてくる。



「組長が呼んでるぞ」



「組長が?」



「おう、なんかしたか?」



面白そうに笑うな。



あー、悠月の事でお咎めか?



勝手に逃がしちまったもんなー



あー、ヤダヤダ



そんなことを思ってるうちに組長の部屋に着く。



入りたくねー



東華様だったら、
こんなこと思ったことねーのに。



て、いかんいかん



真面目にしねーと



「組長」



「おう」



「鳴瀬です。」



「入れ」



「失礼します。」



障子を開けて膝を折....ろうとして止まる。



は?



え?



組長の前に座ってるやつに驚きが隠せない。



「どうした渉。
座れ」



「あ、はい」



組長の言葉で戸惑いながらもそいつの横に座る。
< 240 / 299 >

この作品をシェア

pagetop