日本一の総長は、本当は私を溺愛している。
「ふふ、3人で食事なんて久々ねー」



お姉様が嬉しそうに笑う。



「あぁ、いい旅館で良かった」



お兄様が美味しそうに食べる。



「えぇ、知ってました。


けど、


けど!!ここは
普通ならここは手伝ってくれるところ
じゃないですか!?!?」



「頑張って東華」
「ファイトだ東華」



「知ってましたわ。
あとお兄様。


ファイトだと私は2人と
喧嘩することになります」



「知ってるぞ?」



あぁ、お兄様はそうゆう人でしたね。



今現在、私は食事用のテーブルを離れ
壁に寄りかかっている。



流石高級旅館。
壁の防音もしっかりしており
私達でも近づかないと聞こえない。



そのせいで目の前でお兄様とお姉様に
私の分まで食べられてる。



「ルートは?」



「教えません」



「おいおい、ここは兄弟で協力するところ
じゃないのか?」



「お兄様とお姉様には
違うところで協力して貰います。」



「へー」
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