日本一の総長は、本当は私を溺愛している。

ふー、よし、一ノ瀬 桃華モード開始



茶色のカラコンを外す。


カバンの中のケースに入れて保管。



瞳は、うん、青色。



貰ったカラコンはカバンに仕舞う。



「終わったよー」



「まぁ！！ほんと綺麗！！」



「ｯｯ、いいんじゃね」



「なによ、悠月いきなりツンデレなんて
似合わないわよ」



「うるせぇ！いつも通りだ！」



「そーねー、デートなんて初めてだから
張り切るわよねー」



「チッ！」



「もー、舌打ちなんてしない！


桃華ちゃん、
まぁ、コンタクトこんなに綺麗な青なのね
追加も頼んでいいかしら？」



ブツブツと仕事の話をしている
店長の横を通り抜ける。



「どう？悠月」



「おう、似合ってる」



「ふふ、今日はありがとう」



「いや、まぁ、これからも行くとこあるしな」



「そうなの？」



「おう、着飾らせたのは俺のためっていうか
まぁ、お前のためでもある」



「ん？どゆこと？」



「まぁ、来ればわかる。
はい、ジュース」



「ありがとー！喉乾いてんだー。」



「だろうな
店長！ありがとう。」



「いいのよー！いつでもいらっしゃーい」



「あ、店長、お洋服」



「ふふ、いいのよ、
初デート記念にあげちゃう」



「っ、だから！デートじゃ！」



「おう！デート楽しんでくる！」



「悠月！！」



「ふふ、悠月も
いい笑顔で笑うようになったわ。

良かったわね、勝道。」