日本一の総長は、本当は私を溺愛している。
「だって、殺された赤瀬は」


バリバリバリバリばり



「それを知るために情報屋が動いてんだよ。
ただ無差別に殺されたのか
選んで殺したのか分からないから怖い。


だから今妃瀬には手は出せない。



妃瀬は抑制力になってラッキーみたいな」



「なら」



ずるずるずー



「俺達はなんも出来ない、しちゃいけない」



「教えることも」



「それこそ論外だ。
俺はいくら名が変わろうと所属は妃瀬組。


妃瀬組の不利益になる事は
たとえ七尾組が潰れようともしない。」



渉にとっての妃瀬というものをみたきがした。



カタン



何かが縁側に置かれる音がした。



湯のみかと思ったが湯のみはまだ渉の手の中だ。



????



「遅い」



渉が見てる方。
その外壁の向こう側。



そのを見てると壁の向こうから手が見えて
ヒラヒラと振られる。



え、身長たっか。



「で?」



「動き出す」



「わかった。」



渉がそう言うと手は消えて渉も立ち上がる。



「行くぞ。
決戦だ。」
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