日本一の総長は、本当は私を溺愛している。
「っ、はぁ、」



悠月のため息とともに
ワシワシと頭を撫でられる。



「あー!!せっかくセット
してもらったのに!」



「俺がしてやるよ」



「え?出来るの?」



「おう、妹がよく強請るからな」



「妹いるの!!??」



「小学生のな」



「へぇー、」



「妹の話はしてやるから座れよ」



「あ、うん。」



そんなにして欲しい顔してた?



ベンチに座らさられ
髪に触れられる。



安心する。



髪触られるのってこんなに安心したっけ



「小学生何年生?」



「小3」



「可愛い時だねー」



「おう、俺に似てて可愛いぞー


他人だけどな。」



あれ?最後になんか言った?



まぁ、いいかな?



「え、それは、イケメン、にならない?」



「っ、はぁ、なんでそんな事をサラッと」



「ん?なになに?」



「お前が俺のことイケメンって思ってるって
ことがよーく分かったってこと」



は、い?



そんなこと、言った?



「言ってないよ!?」



「はぁ?俺に似てるのが
イケメンになるって事は、


俺は、イケメンって事だろ」



え、



あ、はい。



言った、ね




「え、ちが、う、」



「はぁ!?何がちげーんだよ!」



「悠月の妹がイケメンってだけで、悠月は、」



言ってないもん、んなこと!
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