日本一の総長は、本当は私を溺愛している。
その言葉だけで静かになる2人。



他のメンバーも口をとじる。



「それで、続けろ」



「あぁ、じゃあ、基本情報を
年齢は16、誕生日は1月18日、AB型



特技はテニス 花月の頃は全国常連の
強者だったみたいだ。



趣味は裁縫 家の部屋には人形が多く
ほとんど自作らしい。」



あぁ、だから。



デートの帰りテニスコートを見てたのか



「なんか聞きたいことある?」



「じゃー、はいはーい!」



「変なこと言うなよ祐」



「もー、篤紀の心配性ー!
大丈夫!必要な情報だから」



「なんだ?言ってみろ」



「んーとね、スリーサイ....イッタァァー!!」



蹴飛ばした。



思いっきり顔面を



一切の迷いなく。



「おい、冬馬。」



「ひゃひゃい!」



「知ってるのか?」



(これで知ってるとか言ったら殺される
でもバレたら殺される。なら、)


「知りません!」



「ほんとか?」



「は、はい!もちろん!」



チッ



くそ祐が。



しばきたりねぇ



「祐が反応しない。
あぁ、屍か」



「ちょっとー!!和真!!
真顔で本気で殺さないで!!」



よし、起きたな。



「え、ちょ、悠月、ま、まじ待っ、
いやぁぁぁぁぁああああー!!!!!!」
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