日本一の総長は、本当は私を溺愛している。

バレた。



悠月は、



幻滅する？



悠月を見ると



目を見開いて



ノートを見ていた。



「ゆ、悠月？」



「桃華、こんなこと、
こんなことされて俺にも言わなかったのかよ！」



い、痛い。



掴まれてた二の腕に
悠月の力が入る。



「なんで！



なんで俺に相談してくれなかったんだ！」



「ち、ちが！」



「そうだよ、可哀想だよ。



離して」



悠月が掴んでない方の腕が引っ張られる。



「あ"ぁ"？


てめぇこそ触んな」



「は、こんな在り来りないじめにも
気づけない総長が何言ってんだよ。



今まで傍観、



もしくは、



いじめたことしか無かったから



気づかなかったんじゃねぇの？」



カッと頭に血が上る



気づいたら



渉を平手打ちしていた。



「謝りなさい渉！！



貴方が私の幼なじみだからって



言っていい事といけないことがあるの！！」



「俺は、ただの幼なじみとは思ってない」



「っ、渉！」



渉は背を向けて歩き出した。



「鹿妻 悠月。
白虎の総長として宣言する



今ここでお前ら白龍に宣戦布告する。



負けたら、



桃華を暴走族と関わらせるな」