日本一の総長は、本当は私を溺愛している。
やらかした
やらかしたやらかした
やらかしたやらかしたやらかした
やらかしたやらかしたやらかしたやらかしたやらかしたやらかしたやらかしたやらかしたやらかしたやらかしたやらかした。
あれが、妃瀬 東華様でないとは知っている
だが、
それでも
別の人格であろうと
あの方をあんな奴らと関わらせるのが嫌だ
あの方が
あんな奴に穢されるなんて
許さない。
でも、
「ほんとにしくじった」
「なにがー?」
「うぉ!?
って、満(みちる)か、」
「へへー、ちょうど見つけちゃった
で?どうしたの?」
別に、"月の白龍"、"白龍"に
喧嘩を売ったのは後悔してはいない。
ただ、
東華様の前でやってしまった。
いや、東華様ではない。
桃華なんだが、
しくじった。
「ねぇー?渉ー?」
「あぁ、なんでもない」
「なんでもないって顔してないけど?」
「大丈夫だ。
みんなに伝えろ
"白龍"、または"月の白龍"と戦争だ」
「遂に!!」
「あぁ」
「ふふー、楽しみだなー」
あぁ、そうだ。
引けない所まで来たら
とことんやってやろう。
こんな、
アルビノが混ざってしまった
失敗作の俺を
拾ってくださったあの方の為に。