日本一の総長は、本当は私を溺愛している。

「お爺様、お父様、お母様、
お久しぶりです。」



「おぉ!東華!久しいなぁ」



「はい、お爺様。」



「んー、もう高校生か、
ここに来た時はこんな小さかったのになぁ」



「えぇ、そうですね。
初めて娘になる子だと聞いた時は
鳥肌が立ちましたよ。」



「ふふ、哲弘さんは東華に
怖がっていたものね」



「はは、檁も楽しそうだったじゃないか」



「ふふ、
だってあんなに楽しそうな子が来たんだもの」



「お母様もお父様も、辞めてください
恥ずかしい過去です。」



「はっはっはっ!
初めて儂とあった時もあんなに
殺気丸出しでのぉ!」



「もう!お爺様も!!
あの後お兄様達に怒られたのを覚えてます。」



「そうそう、
東華は一丁前にも好戦的だったんな」



「お兄様!
お久しぶりです。」



「やぁ、東華。会いたかったよ」



「ふふ、お兄様。私は会いたくなかったです。」



「おや?どうして?」



「ダーツがあると聞いてほんとに、
より良く会いたくなかったです」



「はは!仕方ない!俺達も歩いてきた道だ!」



「そうよ東華」



「お姉様。お久しぶりです」



「ふふ、ほんとに、ふふ
あのお下げにネガメはふふ、似合ってたわ」



「お姉様!!!辞めてください!!」
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