日本一の総長は、本当は私を溺愛している。
「そうじゃそうじゃ。それじゃよ」



「それがどうかされました?」



「あぁ、お主、そんときに
後でおの男児を殺すために派遣した
者も殺しとるんじゃよ」



「え?」



「ほっほっほ、大丈夫じゃ、
どーせ使えん捨て駒じゃ」



「いえ、それの心配ではなく、
私、誰一人として殺してませんよ」



「、ほう?」



「全て気絶させましたし、
血も大きく出るだけで
致死に至らないところを切りました。」



「今更じゃが、誰かが工作したと?」



「はぁ、今更なんて白々しい」



「へ?なんじゃって?」



「お爺様、難聴ないでしょ。
全く、これが最後ですか?試験」



「いや、これは試験ではなくてのぉ」



なら、なんだろう。



去年もこれくらいに
妃瀬家の試験があったはずだ。



お兄様もやったらしいし



「ただの遊びじゃ」



「はぁ、
本気で言ってます?」



「おう!」



「まさかの思い出しゲームですか、」



「そうじゃ!
今妃瀬家、瀬ノ組に組みしておる
人間約3000人。
世界合わせたらまだおるがそこは省いてやろう



その3000人の中からその当時の
生き残りを探し



殺したやつを儂の前に突き出せ」



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