日本一の総長は、本当は私を溺愛している。

「さて、お披露目会でもしますかね。」



「お披露目会?」



「あぁ、こいつらは守るべき対象だって
仲間に認識させねーといけないだろ」



「へー」



「ほら!悠月、桃華ちゃん!」



祐くんに促されて扉から出る。



ウオォォォオオー!!!!!!!



「ひぅ!」



だ、大歓声?



「大丈夫だ。
こいつらは、これからお前の仲間だ」



「仲間」



「おう」



「うん。」



きっと悠月は、



ここが大好きなんだろう。






盛り上がりが頂点に達した時



篤紀くん?が片手を上にあげる。



それだけで歓声が止む。



す、すごい



「元気かてめぇらァ!!!」



━━うっす!!!



「仲良くやってかぁ!!!」



━━もちっす!!!!



げ、元気過ぎ?



なんか、ライブしてるみたい。



「篤紀、変われ」



「おう。」



悠月が前に出ると



空気が変わる。
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