日本一の総長は、本当は私を溺愛している。
桃華が"白龍"の姫になったことは
瞬く間に広まった。



当たり前だ、



総長の右腕である虎徹が
常に傍についてるからだ。



それは噂の信憑性を高めた。



「あーあ、ついにしちゃたかー。」



桃華がただ"月の白龍"の彼女だったら、
いくらでもやりようはあった。



でも、



"白龍"の姫



になった今はそうそうなことは出来ない。



「どーすっかなー」



「全面戦争しよーよ!!!」



「黙れ脳筋」



「脳筋で顔が可愛ければいいんですよー」



「黙ってください満。」



「お、浜屋!!」



お、久しぶりだな



「お前を溜まり場以外で見るなんて
久しぶりだな」



「えぇ、久しぶりですね渉。」



お前が、"白龍"のたまり場の近くに来るなんて
なんか情報あったか?



「えぇ、 知りたがっていた
如月 篤紀について。」



「へぇ、早いな」



「えぇ、結構頑張ったんですよ」



「じゃあ、聞こうか」



「はい」



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