日本一の総長は、本当は私を溺愛している。
ガチャっとキャンピングカーの扉を開ける。



「とーかー!!!」



「へ?うわ!」



「んー、今日1日心配してたんだよ!
百合がなにかしてこなかったか!」



「夏美。大丈夫。何も無かったよ」



「そー?なら良かった!。



てか、桃華」



「は、はい!」



な、なんでいきなり怖くなるの。



「なんなのその姿は!


いつもみたいに綺麗にしなさい綺麗に!」



「えー、だって化粧できないもん」



「じゃあ、私がやってあげる!」



「んー、」



ちらっと悠月を見ると
優しく笑って頷いている。



「うん。よろしく」



「任された!」





「桃華の肌ってすべすべだよね」



「そう?」



グイグイとほっぺが押される。



「なんだこのもちもちは。



すべすべもちもちさらさらはなんだ!!
何をしている!!!」



「ちょ、いたいたいたいたい!!!!」



「くー!!!羨ましい!」



「もー、痛いよ夏美」



「言いなさい夏美!!!
あなたは日頃何をしているの!?」



こ、怖いよ夏美
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