犬猿の仲
「ぁ、朝斗が今日の朝ごはんもう出来るって言ってたよ!」
「ぉ、マジか。。おっけ、、すぐ降りる」
「もぅ!二度寝しちゃダメだからね!」
可愛く頬を膨らませる陸斗が可愛くて頭を撫でる。
ほんとになんでこんなに可愛いのか。
朝斗は陸斗の双子の兄。
凄いしっかりしてて、頼りになる自慢の弟。
朝斗は少しクールな感じだが甘えてくれる時だってある。私からしたら2人ともほんとに可愛い弟だ。
制服を着て自室を出るとおいしそうな匂いが家を包んでいた。
ーーガチャ
「おはよう。朝斗」
「おはよう。りお姉。」
キッチンから朝斗がご飯を机に並べていた。
「美味しそうだね。」
「そりゃ、俺が作ったんだから、、、あ、寝癖ついてるよ。」
そう言って、私の頭を撫でた。
「ふふっ。ありがとう。」
私は思わず笑ってしまった。
ほんとに朝斗と陸斗は全然違う。
二人とも私より大きくなったし、2人ともかっこよくなった。
「、、、そんな顔、僕達の前以外しちゃダメだよ。お姉ちゃん。」
そう言う朝斗は少し頬が赤くなってる気がした。