君と巡る歴史
「私は、あなたに不思議な気持ちを抱いています……」

トゥルキは顔を赤くしながら呟く。千夜も顔を赤くしながら、トゥルキを見つめた。

「あなたの笑顔を見ていると、胸が温かくなるんです。あなたといると、とても幸せなんです」

千夜はトゥルキの手を掴んでいた。周りの時間が止まったように静かになる。その不思議な空間の中で、千夜は言った。

「約束してください。必ずまた会ってくれるということを……」

この感情の名前を二人は知っている。しかし、今はまだ言わない。次に会った時に言うと、二人は心の中で約束する。

「ウヒッブキ(愛している)」

「愛している」

心の中で呟き、二人は顔を赤くした。
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