腹黒王子の初恋
いつもの焼き鳥屋でそわそわする私。金曜夜の店内はすでに満席状態。いつものように個室で待つ。
「梢先輩、お待たせしました~!」
ゆうきゅんが元気な声で登場した。
ネクタイを外された首元に目が行く。いつものネクタイもいいけどこういうラフなのもいい。なんだかちょっとエロい。
そう!例の本を渡すからと夕食を一緒にすることになったんだよね。LIMEで話をするようになったからといって直接会って話すのはまだまだ緊張する。
「今日楽しみで仕事早く終わらせるようにがんばっちゃいました!…えっと?」
ゆうきゅんの視線が横に移り笑顔が固まった?うっ。また連れてきちゃった。
「あ、あの…友達の莉子です…」
小さい声で紹介する。勝手に知らない人連れてきてすみません。
「どーも」
莉子が片手を挙げて挨拶する。
「あ、初めまして。梢先輩の会社の後輩の文月佑宇です。よろしくお願いします。」
いつも通りの笑顔だ。よかった。さっきのは気のせいだったかな。
「話はいろいろ聞いてるよ。ずっと会いたかったんだよね!」
莉子がキラキラした目でゆうきゅんを見ている。ひっ!もう!変なこと言わないでよ。
「ちょ、ちょっと…!」
横にいる莉子の服をひっぱる。
「僕の話ですか?なんだろ?気になるなー?」
「内緒だけどね」
なんかもう仲良くなってる。すごい。今どきの若者はこれが普通なのかな。
「梢先輩、お待たせしました~!」
ゆうきゅんが元気な声で登場した。
ネクタイを外された首元に目が行く。いつものネクタイもいいけどこういうラフなのもいい。なんだかちょっとエロい。
そう!例の本を渡すからと夕食を一緒にすることになったんだよね。LIMEで話をするようになったからといって直接会って話すのはまだまだ緊張する。
「今日楽しみで仕事早く終わらせるようにがんばっちゃいました!…えっと?」
ゆうきゅんの視線が横に移り笑顔が固まった?うっ。また連れてきちゃった。
「あ、あの…友達の莉子です…」
小さい声で紹介する。勝手に知らない人連れてきてすみません。
「どーも」
莉子が片手を挙げて挨拶する。
「あ、初めまして。梢先輩の会社の後輩の文月佑宇です。よろしくお願いします。」
いつも通りの笑顔だ。よかった。さっきのは気のせいだったかな。
「話はいろいろ聞いてるよ。ずっと会いたかったんだよね!」
莉子がキラキラした目でゆうきゅんを見ている。ひっ!もう!変なこと言わないでよ。
「ちょ、ちょっと…!」
横にいる莉子の服をひっぱる。
「僕の話ですか?なんだろ?気になるなー?」
「内緒だけどね」
なんかもう仲良くなってる。すごい。今どきの若者はこれが普通なのかな。