ずっとやさしい手のひら・続編
悲しそうに健太は

「このことを誰にも言わないでいたのか?」

私がうん、と頷くと

「ごめんな」

そう言って私を引き寄せ、強く抱き締めてれた

健太が悪いんじゃない。あの時誰にも話さずにいた私が悪いの・・・

あの時ちゃんと健太に話していれば・・・

今になって私は後悔していた

でも健太の言葉に救われた私は、ただ生理が遅れているんじゃない

前向きに今は考えよう

そう思い、健太と一緒に病院へ向かった



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