ずっとやさしい手のひら・続編
先生の声も助産婦さんの声も私には聞こえてこないぐらい激痛が走る
「痛…い」
「もう少しですよ、もう少し」
助産婦さんが先生の横で一生懸命私に声を掛ける
「健太…」
「頑張れ、亜美頑張れ」
私は健太の手を痛さと同時に強く握り締めた
「はあ、はあ、はあ」
習った呼吸も気が遠くなるにつれ忘れてしまう
「痛ーーい」
大声で叫んだ瞬間
「ウギャアー」
泣き声が…
「亜美、亜美産まれたぞ」
産まれた…
私は大きな深呼吸をした
やっと、やっと産まれた
「女の子ですよ」
助産婦さんが産まれたばかりの赤ちゃんをそっと私の胸に預け
「抱いてあげてね」
そう言って私に微笑んだ
「健太…見て、赤ちゃん。女の子だよ」
嬉しさと感動と無事に終えたことにたくさんの涙が私の頬を伝っていた
「痛…い」
「もう少しですよ、もう少し」
助産婦さんが先生の横で一生懸命私に声を掛ける
「健太…」
「頑張れ、亜美頑張れ」
私は健太の手を痛さと同時に強く握り締めた
「はあ、はあ、はあ」
習った呼吸も気が遠くなるにつれ忘れてしまう
「痛ーーい」
大声で叫んだ瞬間
「ウギャアー」
泣き声が…
「亜美、亜美産まれたぞ」
産まれた…
私は大きな深呼吸をした
やっと、やっと産まれた
「女の子ですよ」
助産婦さんが産まれたばかりの赤ちゃんをそっと私の胸に預け
「抱いてあげてね」
そう言って私に微笑んだ
「健太…見て、赤ちゃん。女の子だよ」
嬉しさと感動と無事に終えたことにたくさんの涙が私の頬を伝っていた