ずっとやさしい手のひら・続編
私の腕の中ですやすや眠っている
よく頑張って産まれてきたね
どんなに会いたかったか…
この日をずっとパパとママは待っていたの
眠る顔を見ているだけで笑顔になる
あんなに痛かったことも忘れるほど可愛いくて、愛しくて…
「ママになったな」
そんな健太も目尻を下げて微笑んでいる
「うん」
壊れ物を触るかのように我が子の手を握り
「小さい手」
「ほんとだね」
何分か前には私のお腹の中にいたのに今は私の腕の中にいる
「お父さんも抱っこしていいのよ」
助産婦さんが赤ちゃんを抱き上げ健太の腕へと預けた
「緊張する。どうやって抱けばいいのかわからねぇ」
体が硬直している健太の胸の中にすっぽり収まっている
「小さいな」
「どう?かわいい?」
「あぁ」
きっと健太は私を大切にするようにこの子も大切にしてくれる
絶対に誰よりも愛してくれるはず…
よく頑張って産まれてきたね
どんなに会いたかったか…
この日をずっとパパとママは待っていたの
眠る顔を見ているだけで笑顔になる
あんなに痛かったことも忘れるほど可愛いくて、愛しくて…
「ママになったな」
そんな健太も目尻を下げて微笑んでいる
「うん」
壊れ物を触るかのように我が子の手を握り
「小さい手」
「ほんとだね」
何分か前には私のお腹の中にいたのに今は私の腕の中にいる
「お父さんも抱っこしていいのよ」
助産婦さんが赤ちゃんを抱き上げ健太の腕へと預けた
「緊張する。どうやって抱けばいいのかわからねぇ」
体が硬直している健太の胸の中にすっぽり収まっている
「小さいな」
「どう?かわいい?」
「あぁ」
きっと健太は私を大切にするようにこの子も大切にしてくれる
絶対に誰よりも愛してくれるはず…