クローゼットに飛び込んだら、そこはイケメン天国(パラダイス)~これってもしやシンデレラストーリー!?
side ジョシュア
*
「ジョシュア……そろそろ、解放される時が来るわ。」
「……解放?どういうことなんだ?」
アンジェラは俺を見て、おかしそうに笑った。
「あなたとの暮らしも、そろそろ終わりよ。」
アンジェラは、一体、何のことを言っているのか。
俺には皆目わからず、その持ってまわった言い方が俺を苛つかせた。
「もっとわかるように言ってくれ。」
「あら、何を怒ってるの?
私は良い報せを話してるのに…」
アンジェラと暮らし始めて、すでに、そろそろ二か月近い時が流れていた。
ここでの生活は、退屈ということ以外は、特にこれといった問題はない。
アンジェラとの仲も悪くはなかった。
だが、それだから快適というわけでもなかった。
使用人たちの前ではずっと仲の良いふりをしていたし、なによりも自由に遠出も出来ないような暮らしは、俺の性に合わない。
「ジョシュア…これから驚くようなことが起きるかもしれない。
だけど、それを顔に出してはだめよ。
私が話すことにとにかく話を合わせて。
……良いわね?」
そう言ったアンジェラの顔に、ぞっとするような気迫を感じた。
「……ただ、あんたに合わせてりゃ良いんだな?」
「ええ、そうよ。
そしたら、あなたを必ず解放してあげる。」
その自信に満ちた表情に、俺は術にでもかけられたように甘美な気分に浸っていた。
「ジョシュア……そろそろ、解放される時が来るわ。」
「……解放?どういうことなんだ?」
アンジェラは俺を見て、おかしそうに笑った。
「あなたとの暮らしも、そろそろ終わりよ。」
アンジェラは、一体、何のことを言っているのか。
俺には皆目わからず、その持ってまわった言い方が俺を苛つかせた。
「もっとわかるように言ってくれ。」
「あら、何を怒ってるの?
私は良い報せを話してるのに…」
アンジェラと暮らし始めて、すでに、そろそろ二か月近い時が流れていた。
ここでの生活は、退屈ということ以外は、特にこれといった問題はない。
アンジェラとの仲も悪くはなかった。
だが、それだから快適というわけでもなかった。
使用人たちの前ではずっと仲の良いふりをしていたし、なによりも自由に遠出も出来ないような暮らしは、俺の性に合わない。
「ジョシュア…これから驚くようなことが起きるかもしれない。
だけど、それを顔に出してはだめよ。
私が話すことにとにかく話を合わせて。
……良いわね?」
そう言ったアンジェラの顔に、ぞっとするような気迫を感じた。
「……ただ、あんたに合わせてりゃ良いんだな?」
「ええ、そうよ。
そしたら、あなたを必ず解放してあげる。」
その自信に満ちた表情に、俺は術にでもかけられたように甘美な気分に浸っていた。