クローゼットに飛び込んだら、そこはイケメン天国(パラダイス)~これってもしやシンデレラストーリー!?
*
「カンナ…どうかしたのか?」
「い、いえ…何も……」
朝食をすませてしばらくすると、ネイサンさんとオスカーさんが出掛けて行った。
あとに残されたのは、私とアルバートさん。
昨夜の想像のせいで、アルバートさんへの印象が変わってしまった。
ふたりっきりでいるのが落ち着かない。
「カンナ…外に出掛けないか?」
「……はい。」
部屋にふたりでいるよりは、外の方が良い。
私は素直に返事をした。
「良い天気だ。
そういえば、こちらに来てからまだ雨が降らないな。」
「……そうですね。」
なんだか緊張してうまく話せない。
だって、なんか怖いんだもん。
アルバートさんは、いつも通り優しいのに…
しかも、昨夜のことはただの想像…
現実かどうかわからないっていうのに、でも、すっかりビビってる。
「カンナ…あそこに古着屋がある。
見に行こう。」
(あ……!)
急に手を握られて、私はびっくりしてその手を振り払ってしまった。
「あ…すまない。
別に子ども扱いしたわけじゃないんだ。
私には妹がいるので…つい…」
アルバートさん、なんだかとても決まりの悪い顔をしている。
「僕こそすみません。
ちょっとびっくりしただけなんです。」
そう言って、私は頭を下げた。
「カンナ…どうかしたのか?」
「い、いえ…何も……」
朝食をすませてしばらくすると、ネイサンさんとオスカーさんが出掛けて行った。
あとに残されたのは、私とアルバートさん。
昨夜の想像のせいで、アルバートさんへの印象が変わってしまった。
ふたりっきりでいるのが落ち着かない。
「カンナ…外に出掛けないか?」
「……はい。」
部屋にふたりでいるよりは、外の方が良い。
私は素直に返事をした。
「良い天気だ。
そういえば、こちらに来てからまだ雨が降らないな。」
「……そうですね。」
なんだか緊張してうまく話せない。
だって、なんか怖いんだもん。
アルバートさんは、いつも通り優しいのに…
しかも、昨夜のことはただの想像…
現実かどうかわからないっていうのに、でも、すっかりビビってる。
「カンナ…あそこに古着屋がある。
見に行こう。」
(あ……!)
急に手を握られて、私はびっくりしてその手を振り払ってしまった。
「あ…すまない。
別に子ども扱いしたわけじゃないんだ。
私には妹がいるので…つい…」
アルバートさん、なんだかとても決まりの悪い顔をしている。
「僕こそすみません。
ちょっとびっくりしただけなんです。」
そう言って、私は頭を下げた。