クローゼットに飛び込んだら、そこはイケメン天国(パラダイス)~これってもしやシンデレラストーリー!?
side カンナ
*
「それでは、例の二人については何も?」
「そうなんだ。それらしきふたりは宴には現れなかった。」
「では、なぜふたりはモルガーナ城に呼ばれたのでしょう?」
「それが皆目わからないんだ。」
次の日の朝、みんなは早速、昨日のことについて熱く話していた。
私は、昨夜遅かったのと、ちょっとお酒を飲み過ぎたせいで眠かったのだけど、みんなの話を聞いてたらだんだん目が冴えて来た。
「では、今後、どうされるおつもりで?」
「今、迷っているところだ。
モルガーナ城にいることは間違いないのだから、待つしかないかとも思うのだが、もしもふたりがこのままずっとモルガーナ城にいるとしたら、手出しが出来ない。
それならば、なんらかの手を考えねばならんかもしれないな。」
「アルバート様、今日も兵士から情報を探って参ります。」
「あぁ、頼むぞ。」
だいたいの話が済むと、皆は出掛けてしまい、またアルバートさんとふたりっきりになってしまった。
「あの…えーっと……たいそう王妃様はお綺麗な方でしたね。」
「そうだな。君はああいうタイプが好きなのか?」
「えっ!?」
一瞬、何のことかと戸惑ってしまったけど…
そうだ、私は、今、男なんだと気が付いた。
「それでは、例の二人については何も?」
「そうなんだ。それらしきふたりは宴には現れなかった。」
「では、なぜふたりはモルガーナ城に呼ばれたのでしょう?」
「それが皆目わからないんだ。」
次の日の朝、みんなは早速、昨日のことについて熱く話していた。
私は、昨夜遅かったのと、ちょっとお酒を飲み過ぎたせいで眠かったのだけど、みんなの話を聞いてたらだんだん目が冴えて来た。
「では、今後、どうされるおつもりで?」
「今、迷っているところだ。
モルガーナ城にいることは間違いないのだから、待つしかないかとも思うのだが、もしもふたりがこのままずっとモルガーナ城にいるとしたら、手出しが出来ない。
それならば、なんらかの手を考えねばならんかもしれないな。」
「アルバート様、今日も兵士から情報を探って参ります。」
「あぁ、頼むぞ。」
だいたいの話が済むと、皆は出掛けてしまい、またアルバートさんとふたりっきりになってしまった。
「あの…えーっと……たいそう王妃様はお綺麗な方でしたね。」
「そうだな。君はああいうタイプが好きなのか?」
「えっ!?」
一瞬、何のことかと戸惑ってしまったけど…
そうだ、私は、今、男なんだと気が付いた。