クローゼットに飛び込んだら、そこはイケメン天国(パラダイス)~これってもしやシンデレラストーリー!?
ネイサンさんはなかなか戻って来なくて…
待ってるうちに、私はいつの間にか寝てしまってた。
「おはよう、カンナ…」
「おはようございます。」
アルバートさんは、どこか浮かない顔をしていた。
え?もしかして、昨夜、私があんなことを言ったせい?
朝食の席でも、みんななんとなく元気がない。
「では、頼んだぞ。」
「はい!」
ネイサンさんたちが出掛けて、またいつものように私はアルバートさんと二人残された。
「カンナ…船の乗船券を買いに行こう。」
「はい。」
そっか…ファーリンドに帰るんだね。
王様と今後のことについて話し合うんだよね。
私達は、通りを並んで歩く。
「カンナ……昨夜の君の推測は、おそらく当たっていると思う。」
アルバートさんが独り言みたいに呟いた。
「モルガーナの城には、開かずの塔というところがあるらしい。
異界から来た女性は、そういう場所に匿われているのかもしれない。
だとしたら、軍隊でも送り込まない限り、どうしようもない。」
(軍隊…?)
場合によっては、そんなこともあるんだろうか?
ファーリンドから軍隊を引き連れて、モルガーナ城を攻撃して…
女性を塔から奪還して……そして…殺すの?
身重の女性を…?
あまりにも怖ろしい想像で、私にはその疑問を訊ねることはとても出来なかった。
待ってるうちに、私はいつの間にか寝てしまってた。
「おはよう、カンナ…」
「おはようございます。」
アルバートさんは、どこか浮かない顔をしていた。
え?もしかして、昨夜、私があんなことを言ったせい?
朝食の席でも、みんななんとなく元気がない。
「では、頼んだぞ。」
「はい!」
ネイサンさんたちが出掛けて、またいつものように私はアルバートさんと二人残された。
「カンナ…船の乗船券を買いに行こう。」
「はい。」
そっか…ファーリンドに帰るんだね。
王様と今後のことについて話し合うんだよね。
私達は、通りを並んで歩く。
「カンナ……昨夜の君の推測は、おそらく当たっていると思う。」
アルバートさんが独り言みたいに呟いた。
「モルガーナの城には、開かずの塔というところがあるらしい。
異界から来た女性は、そういう場所に匿われているのかもしれない。
だとしたら、軍隊でも送り込まない限り、どうしようもない。」
(軍隊…?)
場合によっては、そんなこともあるんだろうか?
ファーリンドから軍隊を引き連れて、モルガーナ城を攻撃して…
女性を塔から奪還して……そして…殺すの?
身重の女性を…?
あまりにも怖ろしい想像で、私にはその疑問を訊ねることはとても出来なかった。