クローゼットに飛び込んだら、そこはイケメン天国(パラダイス)~これってもしやシンデレラストーリー!?
とっても怖かった。
青い光のあとは、暗闇だった。



あの時、私はてっきり、自分が死にかけてるんだって思ってた。
それで、なんとか生き返ろうと思って必死で出口を探して…



そう言えば、あの場所…
本当にある場所だったのかな?
それとも、あれは私の妄想みたいなもの?



えっと……確か、地下だったよね。
階段を上がったもの。
それからいくつか扉を開いて…
そしたら、窓の外に丸い月が見えて…
あの時のほっとした気持ちは、今でもしっかりと覚えてる。



またあそこへ行くのは怖いけど…
でも、とても気になる。



「あ、あの……」

「カンナ…どうした?」

「あの…実は、僕……」



「お待たせしました。」

私が話しかけたちょうどその時、ネイサンさんとジョシュアさんが食べ物を運んで来て、私の話はそこで中断された。



「たいしたものはありませんが、とりあえず、今夜はこれで我慢して下さい。」

「あぁ、もちろん構わない。
では、早速いただこう。」
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