クローゼットに飛び込んだら、そこはイケメン天国(パラダイス)~これってもしやシンデレラストーリー!?
「アルバート様!学者たちが戻って参りました。
魔方陣についてわかったことをご報告したいと申しておりますが…」
「わかった、すぐ行く。
……カンナ、すまないな、用事が出来た。
文字の勉強は次にしよう。」
「はい、わかりました。」
*
「ご苦労だった。
あそこでの調査はひとまず終わったということなのだな?
あれ以来、何か新たなことはわかったのか?」
「はい、残念ながら魔方陣については特に大きな発見はなかったのですが…
棚の後ろに、手紙のようなものを発見いたしました。
これなのですが…おそらく、あそこに魔方陣を描いた者が残したものだと思われますが、なにせ大昔のこと…
皮もボロボロでしたし、文字も消えてしまってよく見えません。
ですが、どうにかだいたいの意味はわかりました。」
学者が差し出したのは、もはやぼろ布にしか見えないものだった。
「どういう内容の手紙だったのだ?」
「はい、国王陛下への感謝の手紙と思われます。
いつか、この国に幸せをもたらすため、ここに隠し部屋を作り、魔方陣を残すと…
おそらく、そのようなことが書かれていたと推測致しました。」
「そういうことか。
だから、あの部屋のことは王家にも伝えられていなかったのだな?」
「はい、そのようです。」
学者は、ゆっくりと頷いた。
魔方陣についてわかったことをご報告したいと申しておりますが…」
「わかった、すぐ行く。
……カンナ、すまないな、用事が出来た。
文字の勉強は次にしよう。」
「はい、わかりました。」
*
「ご苦労だった。
あそこでの調査はひとまず終わったということなのだな?
あれ以来、何か新たなことはわかったのか?」
「はい、残念ながら魔方陣については特に大きな発見はなかったのですが…
棚の後ろに、手紙のようなものを発見いたしました。
これなのですが…おそらく、あそこに魔方陣を描いた者が残したものだと思われますが、なにせ大昔のこと…
皮もボロボロでしたし、文字も消えてしまってよく見えません。
ですが、どうにかだいたいの意味はわかりました。」
学者が差し出したのは、もはやぼろ布にしか見えないものだった。
「どういう内容の手紙だったのだ?」
「はい、国王陛下への感謝の手紙と思われます。
いつか、この国に幸せをもたらすため、ここに隠し部屋を作り、魔方陣を残すと…
おそらく、そのようなことが書かれていたと推測致しました。」
「そういうことか。
だから、あの部屋のことは王家にも伝えられていなかったのだな?」
「はい、そのようです。」
学者は、ゆっくりと頷いた。