クローゼットに飛び込んだら、そこはイケメン天国(パラダイス)~これってもしやシンデレラストーリー!?
*
「アルバート様、カンナ様、おめでとうございます!」
「オルリアン国万歳!」
歓声と拍手に囲まれ、気分が高揚する。
バルコニーから見下ろせば、そこには無数の国民がいて、皆が笑顔で私達を見ている。
(私…本当に結婚したんだ…
お妃様になったんだ…)
さっきまではとにかく、婚姻の儀の作法を間違えないようにって、そればかりでガチガチに緊張してたけど、それが終わってバルコニーに出て来たら、ようやくほっとして…
そして、あらためて今の状況を確認することが出来た。
「カンナ…みんなに手を振って。」
アルバートさんが耳元で囁く。
「は、はい。」
ちょっと恥ずかしいけど、私は小さく手を振った。
この手の振り方だって、ちゃんと習ったんだ。
王族らしい手の振り方っていうものを…
まだ信じられないけど…私、もう王族なんだよね。
ちょっと荷が重いけど、アルバートさんに恥をかかせないように頑張らなきゃ。
(パパ、ママ、ケント…
私、アルバートさんと結婚したよ。
オルリアンの国の王女様になったんだよ…)
雲一つない青い空を見上げながら、私は心の中で家族に報告した。
「アルバート様、カンナ様、おめでとうございます!」
「オルリアン国万歳!」
歓声と拍手に囲まれ、気分が高揚する。
バルコニーから見下ろせば、そこには無数の国民がいて、皆が笑顔で私達を見ている。
(私…本当に結婚したんだ…
お妃様になったんだ…)
さっきまではとにかく、婚姻の儀の作法を間違えないようにって、そればかりでガチガチに緊張してたけど、それが終わってバルコニーに出て来たら、ようやくほっとして…
そして、あらためて今の状況を確認することが出来た。
「カンナ…みんなに手を振って。」
アルバートさんが耳元で囁く。
「は、はい。」
ちょっと恥ずかしいけど、私は小さく手を振った。
この手の振り方だって、ちゃんと習ったんだ。
王族らしい手の振り方っていうものを…
まだ信じられないけど…私、もう王族なんだよね。
ちょっと荷が重いけど、アルバートさんに恥をかかせないように頑張らなきゃ。
(パパ、ママ、ケント…
私、アルバートさんと結婚したよ。
オルリアンの国の王女様になったんだよ…)
雲一つない青い空を見上げながら、私は心の中で家族に報告した。