私の上司は、イケメン住職様!?~9/19に大幅修正済み~
「そ、そんなので、誤魔化そうとしても無駄よ!
とにかく考えて直すことね。
この件は、私の方からも話しておきますから」
そう言うと慌てて部署から出て行った。
やれやれ騒がしい人だな。
だが、彼女にとって今回の移動は、意味あるものに
なるだろう。そして、今後のためにも
チラッとまどかを見た。
「待たせたね。ただいま」
「お、お帰りなさい…課長」
まどかは、嬉しいのか俺に抱き付いてきた。
俺も嬉しくなり抱き締め返した。
彼女の嬉しさが伝わってくる。
「おやおや。今日のまどかは、甘えん坊さんだね」
クスクスと笑いながら
彼女は、我に返り慌てて離れてしまう。
恥ずかしそうに真っ赤にさせながら
「キャアッ…す、すみません」
「あら、課長…何イチャついているんですか?」
「お帰りなさい。課長」
周りの女性社員達は、からかいながらも
笑顔で出迎えてくれた。皆……。
皆と一緒に働けるのが、こんなに嬉しいのは、
優しさで溢れているからだ。
改めて部署の大切さを再認識したのだった。