ねこねこ幼女の愛情ごはん~異世界でもふもふ達に料理を作ります!~
珍しい調味料
「ルディさんがいてくれたから、あったかくてよく眠れました。寒いから、眠ってからも一緒にいてくれたんですか?」
「……覚えて……いないのか。まあ、よく眠れたのなら良かったな」
内心の動揺を隠しながら、人化したルディは「着替えたら、流しで顔を洗え。『青弓亭』に出かけるぞ」と言って、ベッドの脇に落ちていた下着を履いた。
人化といっても、肩から上は狼のままだし、身体も毛に覆われているから、幸いなことに怪しい全裸の男には見えない。
(眠りに落ちるまで手を握ってやろうとしたのが間違いだったな。寝ぼけたエリナに首の後ろを気持ち良く掻かれて、その後の記憶が飛んでしまっている……うむ、エリナはやはり、只者ではない)
狼の勘は正しかった。
エリナのゴッドハンドに敵うモフモフなどいないのだ。
「……覚えて……いないのか。まあ、よく眠れたのなら良かったな」
内心の動揺を隠しながら、人化したルディは「着替えたら、流しで顔を洗え。『青弓亭』に出かけるぞ」と言って、ベッドの脇に落ちていた下着を履いた。
人化といっても、肩から上は狼のままだし、身体も毛に覆われているから、幸いなことに怪しい全裸の男には見えない。
(眠りに落ちるまで手を握ってやろうとしたのが間違いだったな。寝ぼけたエリナに首の後ろを気持ち良く掻かれて、その後の記憶が飛んでしまっている……うむ、エリナはやはり、只者ではない)
狼の勘は正しかった。
エリナのゴッドハンドに敵うモフモフなどいないのだ。