ねこねこ幼女の愛情ごはん～異世界でもふもふ達に料理を作ります！～

「ミメット、１度に３名という約束のはずなのにすまない。8人前を作るのが難しかったら、隊員を帰らせるが」

「大丈夫、材料はなんとかなるし、ちょっとした下ごしらえはもう済ませておいたんだ。エリナ、ここからは頼むよ」

　エリナはルディの腕から下りると、ちょこちょことキッチンに入った。すると、そこにはすでに皿が８枚並んでいて、切ったトマトときゅうりが盛り付けられていた。まな板の上には、スープに使う野菜が細く刻まれている。

「ミメット姉さん、これは」

「昨日のエリナの手順を思い出して、やってみたんだけど、どうかな？」

「すごいです、やっぱり姉さんは料理の才能がありますね！　ここまで準備してくれたら、あとは早いです。それじゃあ、サラダにかけるドレッシングから作りましょう」

　エリナはミメットとお揃いのエプロンをつけると、手を洗ってフレンチドレッシングの作り方を説明しながら、ボウルに調味料を入れた。