ねこねこ幼女の愛情ごはん~異世界でもふもふ達に料理を作ります!~
「エリナーッ! 大変! 大変だよーっ!」
ミメットは、予想通りパニックになりかかっていた。エリナの顔を見ると尻尾をぶわっと膨らませ、動揺して肩から上を猫の姿に変えてしまいながら抱きついて来た。
「どうしよう、あたしたちにお城に来いって! なんか心臓に悪い手紙が来たよ! あと、やたら上等な服も来たよ! どうしよう⁉︎」
「よーしよしよし、怖くないですよー、姉さん、落ち着いてー、よーしよーし」
口元がにやけたエリナはゴールデンフィンガーでミメットの毛をかき回して、優しくモフりながらなだめた。
「うにゃあああああああん」
「はーい、モフモフモフ」
夢中にモフるエリナの姿を見て、ルディは(なんだ、この面白くない気持ちは……はっ⁉︎ まさか、俺は嫉妬をしているのか? 昨夜も一緒に寝て身体を良く掻いてもらったというのに……これでは、父上たちをわがままだなどと言えない。一番欲深いのは俺ではないか……)と苦悩していた。
エリナは罪な子猫であった。
さて、突然の招待状を受け取って動揺しまくっていたミメットであったが、エリナにモフられているうちに次第に落ち着きを取り戻していった。
『にゃあ』がゴロゴロに変わり、やがて顔が元の人間に戻る。
エリナが内心で(あーあ……猫ちゃん可愛かったのに……)と残念に思ったのはミメットには秘密である。
ミメットは、予想通りパニックになりかかっていた。エリナの顔を見ると尻尾をぶわっと膨らませ、動揺して肩から上を猫の姿に変えてしまいながら抱きついて来た。
「どうしよう、あたしたちにお城に来いって! なんか心臓に悪い手紙が来たよ! あと、やたら上等な服も来たよ! どうしよう⁉︎」
「よーしよしよし、怖くないですよー、姉さん、落ち着いてー、よーしよーし」
口元がにやけたエリナはゴールデンフィンガーでミメットの毛をかき回して、優しくモフりながらなだめた。
「うにゃあああああああん」
「はーい、モフモフモフ」
夢中にモフるエリナの姿を見て、ルディは(なんだ、この面白くない気持ちは……はっ⁉︎ まさか、俺は嫉妬をしているのか? 昨夜も一緒に寝て身体を良く掻いてもらったというのに……これでは、父上たちをわがままだなどと言えない。一番欲深いのは俺ではないか……)と苦悩していた。
エリナは罪な子猫であった。
さて、突然の招待状を受け取って動揺しまくっていたミメットであったが、エリナにモフられているうちに次第に落ち着きを取り戻していった。
『にゃあ』がゴロゴロに変わり、やがて顔が元の人間に戻る。
エリナが内心で(あーあ……猫ちゃん可愛かったのに……)と残念に思ったのはミメットには秘密である。