ねこねこ幼女の愛情ごはん~異世界でもふもふ達に料理を作ります!~
「お前は何者だ? どうやってここに侵入した?」
どう見てもそれは。
絶対に日本にはいない、そして、江理奈がものすごく憧れていた生き物で。
一生のうち、一度は会ってみたいと焦がれていた生き物で。
「何が目的かは知らんが、この俺の……」
しかも、江理奈の予想以上に美しい、銀色に輝く生き物で。
「うわあ、信じられない!」
叫び声をあげながら江理奈がベッドから飛び起きたので、攻撃か⁉︎と勘違いしたモフモフはベッドから素早く飛び降りて、戦闘体勢を取った。
いや、戦闘体勢を取ろうとしたのだが。
「狼だーっ! うわあすごい、信じられない、本物の狼、しかも、キラキラで、モフモフで、なんて素敵な狼さんなの!」
「うわあ!」
笑顔の江理奈が飛びついてきたので、親切な銀の狼は江理奈が床に落ちないようにとうまく受けとめ、そのまま毛皮に顔を埋めてむふむふと喜ぶ彼女を見ながら「……なんだ、この、警戒心が皆無な生き物は? どこから湧いて出たんだ? 何でこんなに俺に懐いてるんだ?」と首を傾げながら、前脚で江理奈の頭を「おーい、話を聞けー」とたふたふと軽く叩くのであった。
どう見てもそれは。
絶対に日本にはいない、そして、江理奈がものすごく憧れていた生き物で。
一生のうち、一度は会ってみたいと焦がれていた生き物で。
「何が目的かは知らんが、この俺の……」
しかも、江理奈の予想以上に美しい、銀色に輝く生き物で。
「うわあ、信じられない!」
叫び声をあげながら江理奈がベッドから飛び起きたので、攻撃か⁉︎と勘違いしたモフモフはベッドから素早く飛び降りて、戦闘体勢を取った。
いや、戦闘体勢を取ろうとしたのだが。
「狼だーっ! うわあすごい、信じられない、本物の狼、しかも、キラキラで、モフモフで、なんて素敵な狼さんなの!」
「うわあ!」
笑顔の江理奈が飛びついてきたので、親切な銀の狼は江理奈が床に落ちないようにとうまく受けとめ、そのまま毛皮に顔を埋めてむふむふと喜ぶ彼女を見ながら「……なんだ、この、警戒心が皆無な生き物は? どこから湧いて出たんだ? 何でこんなに俺に懐いてるんだ?」と首を傾げながら、前脚で江理奈の頭を「おーい、話を聞けー」とたふたふと軽く叩くのであった。