ねこねこ幼女の愛情ごはん~異世界でもふもふ達に料理を作ります!~
『まったくですわ、クー・シー! 何ということをしてしまったのですか!』
新しく声が加わったのでそちらを見ると、今度は淡い水色のロングドレスを着たやたらと綺麗な女性が腕組みをして子犬を睨んでいた。足首まである長い金髪に、同じく金の瞳をしたこの世の者とは思えないような美しい女性は、子犬を叱ると今度は『もう、困ったことを……』と情けない顔になった。
『親切な方、ごめんなさいね。わたしが目を離した隙に、このクー・シーが間違った世界に転移してしまって……危うく命を落としてしまうところをお救いくださいまして、ありがとうございました』
うるうると金の瞳を潤ませて、両手の指を組みながらお礼を言う美女に、江理奈は「あ、いえ、恐れ入ります」と頭を下げた。
『もしもこのクー・シーがあの場で命を落としたら、惑星が崩れてそのまま消滅するところでしたわ』
「惑星が、って、それって……えっ、地球が⁉︎ 地球が壊れちゃうところだったんですか⁉︎」
江理奈の声がひっくり返った。
新しく声が加わったのでそちらを見ると、今度は淡い水色のロングドレスを着たやたらと綺麗な女性が腕組みをして子犬を睨んでいた。足首まである長い金髪に、同じく金の瞳をしたこの世の者とは思えないような美しい女性は、子犬を叱ると今度は『もう、困ったことを……』と情けない顔になった。
『親切な方、ごめんなさいね。わたしが目を離した隙に、このクー・シーが間違った世界に転移してしまって……危うく命を落としてしまうところをお救いくださいまして、ありがとうございました』
うるうると金の瞳を潤ませて、両手の指を組みながらお礼を言う美女に、江理奈は「あ、いえ、恐れ入ります」と頭を下げた。
『もしもこのクー・シーがあの場で命を落としたら、惑星が崩れてそのまま消滅するところでしたわ』
「惑星が、って、それって……えっ、地球が⁉︎ 地球が壊れちゃうところだったんですか⁉︎」
江理奈の声がひっくり返った。